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「容疑者Xの献身」の感想

time 2017/09/28

「容疑者Xの献身」の感想

この映画を見て、堤真一と松雪泰子の迫真の演技力にぐいぐい引き込まれました。

犯人役の石神を演じた堤真一は、クールで格好の良い役が多い印象ですが、この映画では、数学の天才でありながら、暗く、生きている意味を感じることのできない人間です。

その闇を抱えた石神をうまく演じていて、石神の愛する人のために自分が罪を犯してしまう狂気な部分も、とても不気味で、切なく胸が痛くなりました。

また松雪泰子も、昔と男に人生を狂わされてしまい不運な主婦を演じていて、地味な生活感や危機感が松雪泰子の表情から伝わってきました。

謎解きのシーンでは、知りたくない事実を知ることになり、石神の苦しみが手に取るように伝わってきました。

ただ、花岡と花岡の娘のおかげで生きる意味を取り戻した石神にとっては、花岡と娘を守ることで自分の存在価値を再認識していたのかもしれません。

あってはならないことですが、この映画の中の石神のような愛の形もあるのかもしれないと、改めて考えさせられました。